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  工房の中いっぱいに広がる楠の香り。年中窓が閉め切られた室内は、乾燥する途中で木が割れるのを防ぐために細心の注意が払われていた。
恵峰氏が16歳から始めた『もの作り』は、当時では生活していけないという状況下だったが、それでも『もの作り』が好きで始めた。初代小森恵雲氏のもとで5年間基礎を習う。その後も勉強をしながら制作を続け昭和50年に独立。

伝承芸能である面浮立で使用する鬼面は軽くて踊りやすい桐が使われている。装飾品に使用する時は楠を使う。材料代は考えず、良いものを選ぶ。木を製材する時は常に付きっきり。一番良いとされるのは地面から2メートルの部分。切る位置によって木は全く違う。上の枝に近くなると成長段階で切られた枝のフシが残っているので適さないそうだ。その中でも使用出来る部分は芯と外側を除いたごくわずか。そして切り取った部分からは2つの面しか使用しない。
冬の12月〜2月頃に伐採した木は、春と違い水分をほとんど含んでいない。しかし、その木を使用出来るのは4・5年後。だから今ある作品の仕事はずっとずっと前から始まっているのだ。

使用する道具は5種類だが、その大きさは様々であり全て合わせると数十はある。道具も自ら研ぐ。面を彫る時、全く形がない所から始める荒彫りと言われる段階が一番神経を使うそうだ。一見、豪快に彫っているように見えるが、この荒彫りが作品を左右する重要な作業になる。

矢ノ浦の一番古い面には面を動かすと雨が降るという言い伝えがある。何百年も前から雨乞いや豊作祈願が継承されてきた中で不思議な力が宿っているのかもしれないと言われた。実際、奉納を見に行った時も激しい雷雨になったそうだ。普段、その地区の面を彫っている最中は、工房から自宅に持ち帰る事はないが常に手から放さないようにしてかなり慎重に扱ったそうだ。

どんな時に職人として喜びを感じるか尋ねると、
「選び抜いたものから自分が手を加え、新たに良いものが生まれた時は子供と同じように想う。良いものを作り、お客様が満足を得られた時に作り手としての喜びを感じる。」
と言われた。
良いものを作るために、とことんこだわり抜き、自身に一切妥協をしない職人である。

 
佐賀競馬ではレースの賞として依頼があり毎年作品を提供されている。
また、面だけでなく、こうさく菓子の型等も佐賀県以外では近隣の福岡、長崎からも依頼があり制作をされている。
    問合せ 0954-62-0872     
    住所   佐賀県鹿島市高津原 3480-4  
       
         
 
 
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